転職をお考えで、未経験ながらも経理職を目指す方には、このような疑問を持たれないでしょうか?

 

「経理職に就くためには資格が必要不可欠なの?」

資格を持ってないと採用されなさそう。」

資格をたくさん持っていた方が転職に有利かな?」

 

 以上の疑問を解決すべく本記事では、経理への転職をする際にオススメの資格をご紹介させていただきます。

 

資格保有は転職に有利

 まずは前提として、「なぜ資格を持っていると転職に有利なのか」についてご説明させていただきます。

 「資格を持っている」ということは、自身のスキルを客観的に証明することが出来ます。たとえ実務経験がないとしても、経理関係の資格を持っているだけで、基本的な知識が身に付いているということを企業の採用担当者に受け取ってもらえるのです。

 そのため、経理未経験者にとっては、資格を保有していることは大きな武器になります。

また、同時に、資格取得に向けて勉強したということも分かるため、採用担当者にやる気と勤勉さをアピール出来るのです。

 さらに、経理の知識が身に付いていることで、採用後の研修の手間が省けることが企業にとってはメリットになります。

 

オススメの資格

 そこで、本記事では経理への転職を希望する方にオススメの資格を30種ご紹介させていただきます。
 以下の種類に分けて説明していきます。

■未経験で経理の知識を身につけたい方向け
■パソコンのスキルを身につけたい方向け
■ステップアップしたい方向け
■国際基準の経理を学びたい方向けの資格

未経験で経理の知識を身につけたい方向けの資格

【経理の知識①】日商簿記検定(初級・3級)

 経理関係の資格の中で最も有名なものが日商簿記検定です。日商簿記検定では、簿記(企業の活動を帳簿に記録し分かりやすく残しておく技術)に関する技能を試験します。

 近年では、経理はパソコンで業務を進めていくことがほとんどです。そのため、従来は人間がやっていた数字の処理をパソコンが自動的にしてくれます。
 ではなぜ、簿記に関する技能を試験する日商簿記検定がオススメなのでしょうか。

 それは、パソコンに出来ることが数字の処理のみだからです。経理職では作成されたデータを基に様々な判断をしなければなりません。その判断をするのはあくまでも人間です。パソコンであらゆる指標データを作成出来る昨今、「そのデータをどのように活かすか」の能力が問われています。

 そのため、データをどう活かすかという点でより一層、簿記の能力が必要とされます。日商簿記検定は初・1・2・3級があり、経理をはじめる人、している人にオススメなのが初級と3級です。

 初級では、ビジネスパーソンが業種・職種に関わらず、日常業務を遂行するのに必須の簿記知識について学べます。 複式簿記の仕組みや初歩的な記帳等についての知識が身につきます。

 3級では、基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成等、初歩的な実務が身に付きます。中小企業や零細企業の経理事務に役立ちます。

受験料 初級 2,160円(税込)
3級 2,800円(税込)
試験頻度 初級 試験会場により異なる
3級 年3回
合格率 初級

60.7%(2018年4月1日~11月30日)

引用元:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data

3級

43.8%(2018年11月)

引用元:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data

難易度 初級 ★☆☆☆☆(5段階中1)
3級 ★☆☆☆☆(5段階中1)

日商簿記検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

【経理の知識②】給与計算実務能力検定

 給与計算は経理が行う業務のうちの1つです。そんな給与計算の技能を実証するのが給与計算実務能力検定なのです。内閣府認可の職業技能振興会が主催している検定で、採用担当者の間でも経理の基礎能力をはかる1つの指標として定着しています。

 そのため。転職活動で給与計算実務能力検定資格の保有がアピール出来ることは大きな武器になるでしょう。

 この検定は1級と2級がありますが、2級を取得することで十分評価されます。

受験料

2級…8,000円

1級…10,000円

試験頻度

2級…年2回

1級…年1回

合格率

2級…70.55%(2018年11月)

1級…59.19%(2018年11月)

引用元:https://jitsumu-up.jp/about/

難易度 ★☆☆☆☆(5段階中1)

 給与計算実務検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

経理の知識②FASS検定

 FASSとは「Find Accounting Skill Standard」の略です。経済産業省が経理・財務部門の人材育成を目的にFASS検定を実施しています。

 出題される内容は、毎月の業績管理をはじめ、業務の進め方や各種税金の申告方法等、経理業務に必要な基礎知識を広く学べる資格です。

 新入社員がOJTの総まとめに受験したり、キャリアを重ねた社員が更なるステップアップを目的に受験したりするのにオススメです。

・OJTとは

 「On the Job Training」の略です。職場の上司が部下に仕事を与え、その仕事を通じて知識や技術を習得させる企業内トレーニングの1つです。

受験料 10,000円(税抜)
試験頻度 年2回
合格率 スコア制を採用しているため合格率データはなし
難易度 ★☆☆☆☆(5段階中1)

FASS検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

 

パソコンのスキルを身につけたい方向けの資格

【パソコン➀】MOS(マイクロソフトスペシャリスト)

 MOSは、「Microsoft Office Specialist」の略です。マイクロソフトオフィスの中で、ビジネスにおいてよく使用されるWord・Excel・PowerPointの操作スキルを学べます。

 MOSはパソコンスキルに自信がないという方にオススメです。基礎的な操作方法からじっくり学ぶことが出来るため、初心者でも受けやすい試験でしょう。MOSはその実務経験に役立つ性質上、新入社員に受験を勧める企業も数多くあります。

受験料 Word Word2016

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:12,744円

Word2013

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:10,584円

Word2010

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:12,744円

Excel Excel2016

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:12,744円

Excel2013

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:10,584円

Excel2010

スペシャリスト:10,584円

エキスパート:12,744円

PowerPoint PowerPoint2016 10,584円
PowerPoint2013
PowerPoint2010
Access Access2016 10,584円
Access2013
Access2010
Outlook Outlook2016 10,584円
Outlook2013
Outlook2010
試験頻度 月1~2回
合格率 非公開
難易度 ★☆☆☆☆(5段階中1)

MOSの日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

【パソコン②】日商PC検定(2級)

 一方、日商PC検定ではパソコンの基礎スキルではなく、WordやExcelを利用した効果的なプレゼン資料の作り方やデータ分析の方法等、どれだけ実務に即せるかどうかを試験するものです。

 例えば以下のような内容が試験に出題されます。

・Word文書作成
社内・社外文書のフォーマット、表やグラフの挿入、文書の構成・表現方法

・Excelデータ活用
売上・売掛金・損益分岐点等のビジネス用語、原価率・利益率・目標達成率等ビジネス数字の計算方法、ABC分析、ファンチャート等のグラフ作成

 経理業務に実際に使うスキルを学ぶことが出来るため、日商PC検定の資格を取得することは、企業の即戦力になれるということが期待出来るのです。

 この資格は1級、2級、3級、ベーシックがあります。経理で活かせるスキルを学べるのは2級以上です。2級では、パソコンを利用した業務効率化や業務向上の方法も学ぶことが出来ます。

受験料

3級…5,140円

2級…7,200円

1級…10,290円

試験頻度 年9回
合格率

2017年

3級…81.2%

2級…68.0%

1級…33.3%

引用元:https://www.kentei.ne.jp/22348

難易度 ★☆☆☆☆(5段階中1)

 日商PC検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

 

ステップアップしたい方向けの資格

【ステップアップ①】ビジネス会計検定

 大阪商工会議所が主催するビジネス会計検定は、財務諸表(決算書)から企業の経営状況を読み解くための経営分析スキルを習得出来る<公的資格です。

財務諸表を理解するための、会計の用語、財務諸表(決算書)の構造・読み方・分析等、基礎的な力が身につく3級を受けることをおすすめすします。

受験料

1級:10,800円

2級:6,480円

3級:4,320円

試験頻度 年2回 ※1級のみ年1回
合格率

【第21回】2017年3月

1級:16.1%

2級:49.9%

3級:65.3%

引用元:https://www.b-accounting.jp/data/

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→ビジネス会計検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【ステップアップ②】経理事務パスポート検定(PASS)

 経理事務パスポート検定は、日本CFO協会とパソナの共同で運営されている資格試験です。別称、PASSと呼ばれています。
 経理業務を行う上で必要な知識が3段階に分けられています。そのため自身が希望するレベルの知識を身につけられるのが特徴です。

 また、学習から受験までがインターネットで完結出来るので、時間の調整が難しい多忙な方にもおすすめです。

受験料

3級…1,000円(税抜)

2級…3,000円(税抜)

1級…4,500円(税抜)

試験頻度 いつでも受験可能
合格率 非公表
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→経理事務パスポート検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【ステップアップ③】電子会計実務検定

 電子会計実務検定とは、日本商工会議所によって実施されている検定試験です。企業における電子会計の実践に対応出来る人材の育成の役立つ資格とされています。電子会計実務検定は、特に中小企業で重宝されています。

受験料

3級…4,120円(税込)

2級…7,200円(税込)

1級…10,290円(税込)

試験頻度

3,2級…各地試験会場により異なる

1級…年2回

合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→電子会計実務検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【ステップアップ④】ファイナンシャル・プランナー技能士(FP)

 ファイナンシャル・プランナー技能士(FP)は、3級から1級まであり、主に金融関係の仕事をしている方が取得する資格です。収支や負債をはじめとした、資産の運用・計画について学ぶことが出来ます。

 ファイナンシャル・プランナー技能士の資格を保有することは、年金や税務に関する知識が身に付いている証明にもなります。そのため、経理や財務の業務を兼任する場合に役立つ資格です。

 2級では、「法人税」や「決算書と法人税申告書」といった税務のことや、企業の資金計画等を学ぶことが出来ます。これらは、会社の経理・財務業務に大いに活かすことが出来るため、2級を取得がおすすめします。

受験料

3級…6,000円

2級…8,700円

1級…8,900円

試験頻度 年3回
合格率

2018年9月

■3級

学科…78.63%

実技…86.50%

■2級

学科…39.47%

実技…50.52%

■1級

実技…71.3%

引用元:https://studying.jp/fp/about-more/more-difficulty.html

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→「ファイナンシャル・プランナー技能士」の資格の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑤】日商簿記検定(2級・1級)

 日商簿記検定2級では、高度な商業・工業簿記について学べます。そのため、2級を取得すると経理として財務諸表から経営まで幅広く把握することが期待出来ます。

 1級では、極めて高度な商業・工業簿記を修得出来ます。すると経営管理や分析まで理解出来るレベルになります。1級を取得すると税理士試験の受験資格を得られるため、将来独立を視野に入れているという方にオススメです。

受験料

2級…4,630円

1級…7.710円

試験頻度 年3回
合格率

2018年11月

2級…14.7%

1級…9.0%

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

日商簿記検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑥】ビジネス実務法務検定

 ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所が主催している検定試験です。企業ビジネスや経済活動に関連する法律の知識等について学べます。

 中小企業等では、経理・総務・人事を兼任で業務をするケースは少なくありません。そのような時に、このビジネス実務法務検定を取得しておくとアドバンテージになるでしょう。

受験料

3級…4,320円

2級…6,480円

1級…10,800円

試験頻度

2、3級…年2回

1級…年1回

合格率

2017年度

3級…69.0%

2級…39.5%

1級…10.9%

引用元:https://www.kentei.org/houmu/data.html

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→ビジネス実務法務検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑦】中小企業診断士

 中小企業診断士は、経営コンサルタントとして認められた唯一の国家資格です。経営コンサルタントは、業界や職種に関わらず、“企業が売り上げを伸ばし、コストを削減し、利益を上げる”ための適切な提案をするのが仕事です。

 小規模の会社では、経理職でも経営に関わるケースも少なくありません。そんな時に、中小企業診断士の資格を持っていると転職に有利に働くでしょう。

受験料

1次:13,000円

2次:17,200円

試験頻度 年1回
合格率

2014年

1次:23.2%

2次:24.3%

引用元:https://studying.jp/shindanshi/about-more/more-difficulty.html

難易度 ★★★★☆(5段階中4)

→中小企業診断士資格の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑧】宅地建物取引士

 宅地建物取引士は一般財団法人の不動産適性取引推進機構が主催している国家資格です。通称”宅建”あるいは”宅建士”と呼ばれています。一般企業の経理部門では不動産の管理や運用を行うケースがあります。そのため、宅地建物取引士の資格を保有していると転職の際の切り札になる場合もあります。

受験料 7,000円
試験頻度 年1回
合格率

2018年

15.6%

引用元:https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_info.html

難易度 ★★★★☆(5段階中4)

→宅地建物取引士の資格の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑨】証券アナリスト

 証券アナリストとは、企業等が効果的な投資を行うために金融・経済の動向を調査分析し、企業の収益や財務状況を考慮しながら、ポートフォリオ(投資の配分)を組み立て、投資のアドバイスを出来る資格のことを指します。

 証券アナリストの資格を持っていると企業の投資判断をサポート出来ることを期待出来ます。

受験料 12,400円
試験頻度 年2回
合格率

2018年秋

51.2%

引用元:https://www.saa.or.jp/cma_program/cma1/data/index.html

難易度 ★★★☆☆(5段階中3)

→証券アナリストの資格の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑩】建設業経理士

 建築業経理士は、建設業における簿記知識や会計処理能力の向上を図ることを目的に財団法人建設業振興基金が実施している資格です。1、2級は建設業計理士検定、3,4級は建設業経理事務士と、それぞれ名称が異なります。

受験料

2級…6,280円

1級…13,680円

試験頻度 年2回
合格率

2016年9月

・2級

50.8%

・1級

財務諸表…21.5%

財務分析…23.2%

原価計算…21.4%

引用元:https://www.keiri-kentei.jp/exam/past/data.html

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→建設業経理士の資格の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑪】メンタルヘルス・マネジメント検定

 2015年から常時50以上の事業所で「ストレスチェック制度」が義務付けられたこともあり、近年、社員のメンタルヘルス管理の必要性が叫ばれています。

・ストレスチェック制度とは

 会社が労働者のストレスの程度を把握し、メンタルの不調を未然に防ぐことを目的とした制度です。

 メンタルヘルスは繊細な問題なため、適切に対応をしなければなりません。メンタルヘルス・マネジメント検定では、そんな繊細な問題に対した適切な対処法を学ぶことが可能です。
 具体的には、メンタルヘルスに関する基礎知識や部下からの話の聞き方、助言の方法等を習得出来ます。

受験料

Ⅰ種(マスターコース):10,800円

Ⅱ種(ラインケアコース):6,480円

Ⅲ種(セルフケアコース):4,320円

試験頻度 年2回
合格率(2014年11月)

Ⅰ種(マスターコース):18.8%

Ⅱ種(ラインケアコース):55.7%

Ⅲ種(セルフケアコース):83.2%

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→メンタルヘルス・マネジメント検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑫】IPO実務検定

 IPO実務検定は一般社団法人日本IPO実務検定協会が主催しています。試験科目の性質上、会社経営に関わる知識をくまなく習得出来るため、経理の仕事をしておりステップアップしたい方にオススメの資格です。

受験料

標準レベル…12,312円

上級レベル…20,520円

合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→IPO実務検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

 

<h4>【ステップアップ⑬】弥生検定</h4>

 弥生検定とは、会計ソフトの「弥生会計」、給与計算ソフトの「弥生給与」を操作する上で必要な知識や技能を証明する資格のことを指します。企業の会計・給与計算業務では「弥生会計」「弥生給与」を利用している場合があります。そんな時に弥生検定の資格を保有していると大きなアドバンテージになる可能性があります。

受験料 パソコン経理事務

中級…5,000円(税抜)

上級…7,500円(税抜)

パソコン給与事務

中級…5,000円(税抜)

上級…7,500円(税抜)

合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→弥生検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑭】コンピュータ会計能力検定

 コンピュータ会計能力検定は、企業で実際に利用している会計ソフトを用いて試験が行われます。会計ソフトの処理技術や情報活用等の技能を認定します。経理の日常業務に重点を置いているため、転職の際にアピールになるでしょう。

受験料

初級…2,200円

3級…3,700円

2級…6,200円

1級…8,200円

試験頻度 年2回
合格率

初級…96.7%

3級…66.7%

2級…69.5%

1級…60.0%

難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→コンピュータ会計能力検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑮】消費税法能力検定

 全国経理教育協会が主催している消費税法能力検定は、消費税の処理方法や、税務署への提出書類の作成方法等、税務処理に必要な知識が問われます。

受験料

3級…1,800円

2級…2,200円

1級…2,700円

試験頻度 年2回
合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→消費税法能力検定検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑯】法人税法能力検定

 法人税法能力検定も全国経理教育協会が実施しています。法人税法能力検定では、法人税税の処理方法や、税務署への提出書類の作成方法等、税務処理に必要な知識が問われます。

受験料

3級…1,800円

2級…2,200円

1級…2,700円

試験頻度 年2回
合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→法人税法能力検定検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑰】所得税法能力検定

 所得税法能力検定も全国経理教育協会が主催しています。所得税法能力検定では、所得税の処理方法や、税務署への提出書類の作成方法等、税務処理に必要な知識が問われます。

受験料

3級…1,800円

2級…2,200円

1級…2,700円

試験頻度 年2回
合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→所得税法能力検定検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑱】企業情報管理士認定試験

 全日本情報学習振興協会が主催している企業情報管理士認定試験では、企業情報の保護および管理を推進するために必要な知識の理解度・習熟度を測ります。近年、情報保護への関心が高まっており、幅広い業界・業務でこの資格を活かすことが出来るでしょう。

受験料 10,800円(税込)
試験頻度 年4回
合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→企業情報管理士認定試験の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑲】電子会計実務検定

 日本商工会議所が主催する電子会計実務検定は、会計ソフトや電子データを扱い、電子会計の実務に必要な知識や技能を問われる検定です。会計ソフトを導入する企業が多い昨今会計ソフトを使いこなせる人材は求められます。

受験料

3級…4,120円

2級…7,200円

1級…10,290円

試験頻度

3、2級…試験会場により異なる

1級…年2回

合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→電子会計実務検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

【ステップアップ⑳】会計ファイナンシャル検定

 国際会計ファイナンシャル検定協会が主催する会計ファイナンシャル検定は、取引企業経営状態を分析する力や、会計法務の知識を身につけることが出来る検定試験です。会計・ファイナンシャル・法務を包括的に学習できるため、経理への転職に役立つでしょう。

受験料 5,980円
合格率 非公開
難易度 ★★☆☆☆(5段階中2)

→会計ファイナンシャル検定の日程確認や、試験の申し込み等に関してはこちらをご覧ください。

 

国際基準の経理を学びたい方向けの資格

【国際①】IFRS検定

 ICAEW(ロンドンを拠点とする会計士協会)が主催しているIFRS(国際財務報告書)は英文経理の理解を深められる検定です。グローバル化を目指している企業に転職する際に有利になる資格です。

受験料 46,440円
試験頻度 年3回
合格率

2018年11月

55.9%

引用元:https://www.ifrs-kentei.com/exam_result/data.php

難易度 ★★★☆☆(5段階中3)

IFRS検定の日程確認や試験の申し込みに関しては詳細についてはこちらをご覧ください。

【国際②】米国公認会計士(USCAP)

 米国公認会計士(USCPA)は、アメリカの各州が認定する公認会計士資格です。この資格を取得すると、アメリカやカナダ、オーストラリア、香港等、海外で会計士として活躍することが出来ます。

 ビジネスのグローバル化が進んでいる昨今、米国公認会計士の資格を持っていると海外ビジネスを展開している会社の経理職で活躍することを期待出来ます。

受験料 こちらに記載されています。
試験頻度 年4回
合格率

2016年

AUD(監査および諸手続き):45.86%

BEC(企業経営環境・経営概念):55.41%

FAR(財務会計):45.55%

REG(諸法規):48.45%

引用元:https://www.aicpa.org/becomeacpa/cpaexam/psychometricsandscoring/passingrates.html

難易度 ★★★★☆(5段階中4)

米国公認会計士検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【国際③】BATIC検定

 BATIC検定は、東京商工会議所が主催している試験です。BATICは「Bookkeeping and Accounting Test for International Communication/国際コミュニケーションのための簿記会計テスト」の略称であり、試験では国際会計基準の簿記についての問題を問われます。

 ビジネスのグローバル化がすすむ昨今、国際会計基準の簿記の知識がある人は、海外進出を戦略に打ち立てている企業にとっての貴重な人材になれるでしょう。

 BATIC検定には合格基準はなく、4段階のスコアで結果が表されます。自身がどの程度、国際会計基準を理解出来ているかを確認するためにもよい資格と言えるでしょう。

受験料 10,150円
試験頻度 年2回
合格率 合否判定ではなくスコア表示のため公表なし
難易度 ★★★★☆(5段階中4)

→BATIC検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

【国際④】EA(米国税理士)

 EA(米国税理士)は、米国全土で源泉の申告代行業務を行える資格になります。日本企業の海外進出が進み、米国の税制に精通した人材が求められる昨今、EAは注目されています。

受験料(1科目) $181.94
合格率

2016年5月~2017年2月

PartⅠ…55~65%

PartⅡ…50~70%

PartⅢ…75~85%

引用元:http://kskweb.jp/useaa/outline.php

難易度 ★★★★☆(5段階中4)

【国際⑤】IFRS検定

 IFRSは「international Finansial Reporting Standards/国際財務報告基準」の略称です。ICAEW(イングランド・ウェールズ勅許会計士教会)が主催するIFRS検定は、国際会計基準についての知識を実証することが出来ます。

受験料 46,400円
試験頻度 年3回
合格率

75%(2017年3月)

引用元:https://www.ifrs-kentei.com/exam_result/data.php

難易度 ★★★☆☆(5段階中3)

→IFRS検定の日程確認や、試験の申し込み等の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

 

経理関係の資格の勉強法

 オススメの資格の他に、勉強法についても触れます。

 資格取得のための勉強法は、資格スクールに通ったり、通信教育を受講したり、自宅等で行う独学だったりと、方法はいくつかあります。

 

【勉強法➀】資格スクールへの通学

 資格を取得する勉強方法に1つに、「資格スクール」と呼ばれる学校への通学があります。

 「資格スクール」では資格取得に向けた勉強だけでなく、実務でも生かせる知識も学ぶことが可能です。

 また、分からないことがあればすぐ質問が出来る環境にあるため、経理未経験者にとっては、知識が身に付くまでの時間を短縮出来ることが期待出来ます。

 

【勉強法②】通信教育

 スケジュールの確保が難しく、資格スクールに通えないとういう方にオススメの勉強方法として通信教育があります。通信教育は、空いた時間に勉強を進められるのがメリットです。

 

【勉強法③】独学

 スケジュールや予算面で難しいという方は独学で勉強をするという手もあります。独学の場合は、市販のテキストを活用した勉強がよいでしょう。

 比較的難易度の高くない3級や4級は独学で勉強し、1級や2級等の上位資格を取得する場合は学校で学ぶといった、柔軟な考え方でもよいでしょう。

 

まとめ

 経理関係の資格は転職活動の際に、自分の基礎知識やスキルをアピール出来るものから、現場での実践力を証明するものまで様々です。

 経理は専門性が上がれば上がるほど、高いスキルが求められます。そのため、基礎の他に専門スキルを持っていると、企業にとっての即戦力にもなれて、転職が実現する可能性も上がります。

 経理への転職をお考えの方は、資格取得にコツコツと励み、スキルアップを検討してみてはいかがでしょうか。