みなさんは、「総務」という職種にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 おそらく「色々なことをやる」というイメージを抱いている方が多いでしょう。そして、中には「何でもやらされて、やりがいを感じなそう」等、ネガティブなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

 しかし、「総務」という仕事はこれらのイメージに反する部分があり、実はとてもやりがいがある仕事なのです。

 今回は、そんな「総務」の仕事内容とやりがいについてお伝えさせていただきます。

 

多岐に渡る総務の仕事内容

 総務とは、社員の働く環境を整え業務をサポートする仕事を指します。「事務職」と呼ばれることもありますが、仕事内容は実に幅広いです。

 具体的にどのような業務をするのかを見ていきましょう。

役割 仕事内容
社内のサービススタッフ

・庶務業務(様々な事務)

・文書作成・管理

・福利厚生等の企業活動を円滑に進めるための業務

経営陣の補佐役 ・経営陣が業務や意思決定をするにあたって必要な情報の提供
会社全体をつなげるパイプ役

・社内報等の社内メディアの企画運営

・ICT(情報通信技術)等のインフラ整備

・社内イベントや施策の告知通達

会社全体で行う活動の推進役 ・株主総会、入社式、納会等の全社で行うイベントの企画運営

  以上のように、総務は大きく分けて4つの役割を担っているのです。

 大企業等では、人事部や広報部等、別の部署が以上の役割を担当することがあります。しかし、中小・ベンチャー企業では、そもそもこのような部署がないことが多く、総務部が多くの役割を担当することが多いのです。

 また、一時的に人手不足な部署の手伝いをする等、足りない人員の確保に総務が一役買う場面もあります。

 

総務で働くAさんの1日

 ここで、総務で働くAさんのある1日を紹介します。

◆8:20 出社

・メールチェック

 

◆8:45 

・朝礼や部内ミーティングで1日のスケジュール確認と連絡事項の共有

 

◆9:00 

・郵便物や宅配便を部門別に仕分けを行い配布

 

◆10:30

・社内で使用する電球や文房具等、必要な備品を各業者の発注

 

◆12:00休憩

・同僚とランチ

 

◆13:00

・机の上の溜まった書類を確認しながら事務処理

 

◆14:30

・従業員から依頼を受け、会社が提携している福利厚生施設の利用手続きをするために外出

 

◆16:30

・来客を応接室へ案内し担当者に取り次ぐ

 

◆17:00

・営業部門から名刺の追加発注依頼書が届いたため、内容を確認して業者に発注

 

◆17:30帰宅

 Aさんの1日を見て、いかに総務が多岐に渡って仕事をしているのかがお分かりいただけたかと思います。時には事務処理、時には来客対応と、総務は幅広く業務を担っているのです。

 

身に付くスキルとステップアップ

 総務は任せられている業務が手広いことから、自ずと様々なスキルが習得出来、ステップアップをすることが出来るのです。

 例えば、文書作成や数値管理の業務ではWord、Excel、PowerPoint等のパソコンソフトのスキルが身に付きます。

 また、各部署とのやり取りでは、それぞれの立場や意見を考慮して、総務がまとめ役となるため、ビジネスにおいて重要な「交渉力」や「コミュニケーション力」が培われるのです。

 

総務のやりがい

 仕事内容が幅広いということがお分かりいただけたところで、次に総務職のやりがいについてご説明させていただきます。

 未経験から総務への転職を検討している方にとっては、どのようなやりがいがあるのかが気になるのでしょう。仕事内容は「色々なことをやる」というイメージに近いものでした。しかし、「やりがいを感じなそう」というイメージには相違があります。

 実は、総務には以下のようなやりがいがあるのです。

 

➀従業員に感謝される

 総務は、それぞれの部署で必要となる備品の購入をするため、多くの従業員と関わります。そのため、備品を購入したことに対し、従業員に感謝されることが往々にしてあるのです。それがモチベーションとなり長く仕事を続けたいという気持ちにされてくれます。

 

②人と接する機会が多い

 総務は、それぞれの部署内で起きている問題について相談を受ける部署でもあります。総務は、それを解決するための数々の方策を提案する等して他部署との交流が多いです。

 また、来客に対しての受付業務や電話の取次ぎ等でも人と接します。そのため、人と接することが好きだったり、人との出会いを楽しめたりする方なら、きっと総務の仕事にも大きなやりがいを見つけることが出来るでしょう。

 

③与えられた予算で備品発注

 総務は与えられた予算内で備品や消耗品を購入しなくてはならないという難しさがあります。しかし、難しいからこそ自身が提案した削減策が成功すると、総務の仕事をしていてよかったとやりがいを感じることが出来るのです。

 

④自分のペースで仕事が出来る

 総務の仕事は営業や開発等のように、実積が数字で表れる職種ではありません。そのため、ノルマ等がないことから、自分のペースに合わせて仕事をしていくことが出来ます。

 よって、自分のペースで工夫しながら仕事をしたいという方には、やりがいを感じることが出来るでしょう。

 

総務経験者の声

 最後に、総務経験者の声を聞いてみましょう。

 

Bさん25歳(経験3年)

 総務は未経験だったのですが、一から丁寧に教えてもらい、知識が身に付き、会社の組織についてよく理解することが出来ました。

特に事務に関するスキルが身に付いた点がよかったと思っています。

 

Cさん35歳(経験5年)

 直接売り上げをつくる職種ではありませんが、バックオフィス業務をしっかりと行うことで、他部署の社員に感謝されたり頼りにされたりする時は、何とも言い難い嬉しさが込み上げてきます。

 今の職場は何でも任せてもらえるのでやりがいがあります。

 

Dさん37歳(経験2年)

 お客様の電話対応や接客を通して、コミュニケーションスキルがアップしたと思います。また、入力作業も多いことから、パソコンのスキルも習得出来ました。

 総務は会社にとって重要な部署なので、仕事をしていてとてもやりがいを感じています。

 

まとめ

 総務という職種は、イメージと違いとてもやりがいを感じることが出来る職種です。また、業務が多岐に渡ることから、経験者の方々のようにやりがいの感じ方は人それぞれなのです。

 もしかしたら、これをお読みになった方も総務の何かの業務で大きなやりがいを感じることが出来るかもしれません。

 未経験の方は、本記事を参考に総務への転職も考えてみてはいかかでしょうか。