サマクラに参加するためにはGPAの成績が重要と言われています。果たして本当にGPAが重要なのでしょうか。

 

サマクラ参加へはGPAが必要と言われる背景

 サマクラ参加にGPAが重要と言われるのは、ある背景があります。それは、法律事務所への就職事情です。

 法律事務所に就職するためには、「年齢」「出身ロースークール」「GPA」の3つが重要と考えられています。特に、4大事務所とその他の渉外事務所、外資系事務所は、その傾向が強いと言われています。

 では、なぜ「年齢」「出身ロースークール」「GPA」の3つが重要視されているのでしょうか。

 弁護士事務所の採用は一般企業と異なり、採用のノウハウが蓄積されていません。ですので、その3つの要素に一定の基準を設けて行う形式審査が一般的になっています。

 そのため、サマクラに参加するためにもGPAの成績が重要になると言われているのです。

 

サマクラ参加にGPAは本当に重要

 では、サマクラに参加するためにはGPAが重要なのでしょうか。

 GPAは、法律事務所がサマクラ参加者を決定する判断材料の1つになっています。しかし、GPAが低いと、サマクラに参加出来ないとは言い切れません。
 というのも、サマクラの採用では履歴書やエントリーシート等の書類の提出も求められるためです。

 これはGPAだけでなく、他の要素と総合的に判断して参加者を決める、という法律事務所の姿勢の表れなのではないでしょうか。ですので、GPAだけでなく他の書類との総合的判断で採用するかどうかを決定していると考えられます。

 ですので、GPAが低いからサマクラの参加を諦めるのは早計と言えます。

 履歴書の自己PRについてはこちらの記事「転職活動における履歴書の自己PRの書き方を解説」で説明しています。併せてご覧ください。

 

GPAが低い方は人間性を高めよう

 では、GPAが低い方はどのような対策をするのがよいのでしょうか。
 人間性を高める高める対策を採るのがよいでしょう。具体的な人間性の高め方は以下の通りです。

見た目に気を遣う

 人の印象は、見た目で大きく決まります。ですので、面接に行く際や履歴書の写真を撮る際は清潔感のある服装、髪型を心がけるようにしてください。

エントリーシート

 GPAが低くても、エントリーシートの内容次第ではサマクラに採用される可能性があります。面接ではエントリーシートを基に質問されます。エントリーシートの仕上がりがよければ、される質問の質も上がります。そのため、面接で多くのアピールをすることが出来ます。
 GPAの低さをカバー出来るくらいのアピールが期待出来るので、エントリーシートの作成に力を入れましょう。

 

GPAはいくつ必要?

 ちなみに、サマクラではGPAはどれくらいあるのがよいのでしょうか。具体的な数値で言うと、GPA3.2以上がベターと考えられます。

 

サマクラを実施している法律事務所

 サマクラへの参加は、法律事務所への就職にとても重要なステップです。GPAが低いからと諦めずに、ぜひサマクラに応募してみてください。

 こちらの記事「サマクラとは?実施している法律事務所も紹介」で、サマクラ参加者を募っている法律事務所を紹介しています。併せてご覧ください。