
労務管理×ITで、すべての企業に安心して働ける環境を
株式会社Flucle(フラクル)は、大阪で創業したHRテック(人事系)スタートアップです。現在は社員8名、業務委託などのパートナーを含め約20名でサービス提供をしています。
フラクルという社名は、「fluctuation(ゆらぎ)」から取りました。社会にはさまざまなルールがありますが、杓子定規な世界からは新しいものは生まれません。個人個人や組織が持つほんの少しの「ゆらぎ」がさざ波のように周囲に影響を与え、大きな変化を生む流れの中で、私たちなりの役目を果たしたい。そう考え、サービス開発に力を注いでいます。
株式会社Flucleのメインプロダクト『HRbase』は、専門家に依頼すれば20万〜30万円、約3か月を要していた就業規則が、入力20分、29,800円で作成できるクラウドサービスです。2018年の試用版からを含めるとユーザーは900社を突破。業種はさまざまで、サービス24.5%、医療・福祉14.5%、建設業13.9%と続きます。
ユーザーの事業規模は従業員20名以下が80%を占め、ちょうど就業規則が必要になるタイミングの会社や、シフト制や夜勤など不規則勤務がある小規模事業所が多いのが特徴です。その背景には、社会全体の労働トラブルの増加があります。残業、解雇、有給取得など、本来は会社と社員が明確にルールを共有しておくべき制度が曖昧であれば、会社のリスクは増大し、社員は安心して働けません。
採用の現場では「働く前に就業規則が見たい」という求職者も増えました。労働トラブルや労働法については、社長より従業員の方が詳しいという状況も生まれています。劣悪な労働環境はSNS等であっという間にシェアされる時代ですから、会社側がルールを明文化し、働く環境をととのえなければ、人材確保・離職防止ができなくなります。
HRbaseは、労務管理に時間とコストをかけていられない会社が、安心して利用できることを大切にしています。クラウドで就業規則を作成してしまえば、そのデータを元に雇用契約書や36協定もすぐに作成できます。利用が進めば属人的だった部分がデータ化され、労務管理のレベルも上がります。